出版时间:2010-1 出版社:羽鳥書店
内容概要
岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲など、「江戸のアヴァンギャルド」とも言うべき8人の画家に注目し、底知れない江戸絵画の魅力を縦横無尽に語る。図版110点、カラー口絵9点のほか、村上隆との対談も収録。
新・奇想の系譜!
底知れない江戸絵画の魅力を美術史の巨匠が縦横無尽に語る。
2006年秋に放送されたNHKの番組「知るを楽しむ この人この世界」のテキストとして刊行された冊子『ギョッとする江戸の絵画』をベースに、アーティスト・村上隆氏との対談を加え、新たに書籍化する。6人の画家――又兵衛・山雪・蕭白・若冲・蘆雪・国芳を「再発見」した『奇想の系譜』から40年、白隠・北斎が新たに加わり、「新・奇想の系譜」とも呼べる内容で、平易な語り口で江戸絵画の愉しみを存分に伝える。
作者简介
〈辻惟雄〉1932年愛知県生まれ。東京大学大学院博士課程中退(美術史専攻)。東京大学名誉教授、多摩美術大学名誉教授、MIHO MUSEUM館長。著書に「奇想の系譜」「遊戯する神仏たち」など。
书籍目录
芸術の効能は「ギョッ」にある
1 血染めの衝撃――岩佐又兵衛
「山中常盤」との出会い/又兵衛の数奇な生い立ち/「勝以画」の特徴とは
浮世又兵衛と又兵衛論争/「上瑠璃」と「堀江物語」/二人の又兵衛
2 身もだえする巨木――狩野山雪
断末魔の痙攣/エリートコースからの脱落/マニエリスムとの符合
山雪の新しさとは何か/文化の過渡期に生きた画家
3 「自己流」の迫力――白隠
達磨の大きさ、線の不思議/「奇想」の空白期間/禅僧としての白隠
技巧を捨てる/白隠が与えた影響
4 奇想天外の仙人たち――曾我蕭白
空前絶後の作品/発見された蕭白/わずかに判明した来歴
画風興隆期の作品/「本物」の証明
5 絵にしか描けない美しさ――伊藤若冲
若冲ブームの到来/八百屋の跡継ぎから画家の道へ/彩色画の若冲、水墨画の若冲
晩年の創作活動/絵画の伝統に革命をもたらした画家
6 猛獣戯画――長沢蘆雪
猫に見立てた虎/応挙という巨匠/江戸時代の鳥羽僧正
視覚遊戯を楽しむ/作品に見える蕭白と白隠
7 天才は爆発する――葛飾北斎
世界が認めたザ・グレート・ウェーヴ/挿絵画家・北斎と蘭書
絵手本にみる北斎のユーモア/七十歳を超えて迎えたピーク/北斎を継ぐもの
8 機知+滑稽・風刺の心――歌川国芳
武蔵の鯨退治/北斎と西洋画の影響/機知+滑稽=エンターテイナー
もう一つの潮流
対談 『奇想の系譜』から「スーパーフラット」へ 辻惟雄×村上隆
本書の成り立ち/辻惟雄と村上隆の出会い/君が研究しなさい
「スーパーフラット宣言」/『奇想の系譜』のDNA/若冲の民衆性
若冲「象と鯨図屏風」/宗教家・白隠=マンガ家・白隠/新発見
断片的とフラッシュ/『芸術新潮』連載/これからの「村上隆」
あとがき
関連画家年表/図版一覧
图书封面
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