出版时间:2014-2-20 出版社:鉄人社 作者:山田花子,赤田祐一
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内容概要
山田花子という漫画家をご存知ですか ?
1992年5月、24歳で永眠した彼女は、『ヤングマガジン』『月刊漫画ガロ』などの漫画雑誌で活躍していました。
生きづらさを抱えた登場人物たちを執拗に描くことで評価されましたが、繊細すぎて統合失調症を患い、高層住宅
の11階から飛び降りることで命を絶つのです。彼女の死は読者の心に重いしこりを残しました。
それから約4年後の1996年、山田花子が自殺の直前まで綴っていた日記が、関係者の手によって一冊の書籍として
出版され、ベストセラーになりました。皮肉にも、彼女の存在はこの本を通じて、生前よりもより多くの人に知れ
渡ることになったのです。
本書は山田花子の、そのベストセラー『自殺直前日記』の復刻版です。
前著では、編集上の都合で割愛された100箇所以上の文章(四百字詰め原稿用紙換算約90枚)を追加し、新たに編集
し直しました。
ではなぜ今、山田花子なのか。
彼女が世を去って20年以上経ちますが、山田花子という作家は未だに忘れられていません。漫画の作品集は入手可能
なものが現在5冊あって、読み返しても古くならず、どれも読み継がれています。
山田花子は、その人生が熱心なファンの手により映像化されたり、原画展が行なわれたりと、絶えず引き継がれてきて
いる印象があります。逝去と同時に、彼女を愛した多くの人たちのこころのなかに、生きはじめています。
それは彼女が目をそむけたくなるような世の中の現実に、ただひとり果敢に立ち向かっていったからなのでしょうか。
彼女は結果、こころの地獄に押しつぶされてしまいましたが、皮肉にもその軌跡は、多くの若者たちの胸を打ち、現在
も作品を生き続けさせているのです。
本書は山田花子ファンはもちろん、今の時代に “生きづらさ” を感じている、多くの人たちに読んで頂きたい一冊です !
作者简介
著者/山田花子
漫画家。故人。
1967年東京生まれ。15才で『なかよし』ギャグ漫画大賞佳作に入選。1987年『ヤングマガジン』で
漫画家デビュー。人間の偽善や暗部をテーマに世界の矛盾を問う作風で、カリスマ的な人気を得る。
代表作に『からっぽの世界』『嘆きの天使』『神の悪フザケ』『花咲ける孤独』『魂のアソコ』
(いずれも青林工藝舎)など。
1992年5月24日、投身自殺によって命を絶つ。享年24。
責任編集/赤田祐一
著述業 / 編集者
1961年東京都生まれ。『磯野家の謎』『バトル・ロワイアル』などを編集。『ポップティーン』編集部
在籍時の1985年に山田花子の作品を知り、マンガ、イラストの寄稿を依頼。『クイックジャパン』編集
長時代、彼女の自死について誌上で記事化(「消えたマンガ家」大泉実成氏・取材執筆)『自殺直前日記』
(太田出版)を企画。現在『Spectator』誌編集者。
图书封面
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