環境技術で生き残る500企業

出版时间：1999-3-27  出版社：ウェッジ  作者：武末高裕  

内容概要

日本の環境技術全体像を示す大書。各企業や研究機関の取り組みと技術例が新たな発想を喚起する
環境問題にこだわってきた技術ジャーナリストによる,環境技術の最前線であり,概要である。370ページにも及び,CD-ROM が付いての大書でもある。
冒頭の「企業が持つ環境技術全図」は圧巻。大気環境からエネルギー,リサイクルなどの諸問題に対しての技術項目から始まり,具体的な開発技術をもつ企業名までの系統図は,現在の日本での環境技術の取り組み全体を一般の読者にもわかりやすく示してくれている。環境技術に取り組む各企業の動向,環境問題のそれぞれの場面で,どうような技術開発が歩んできているのかを1つ1つ項目ごとに取り上げ、これに対しての著者の丹念な記述が目をひく。
本書が堅苦しい単なる技術解説書でもなく,教科書的な面白みのない解説書でもないことは,各章の表現からも見て取れる。「新しい市場はリスクを恐れぬ果敢な技術から生まれる」「研究者,技術者の意地と義務が道を切り拓く」といった具合である。
いま,企業はどんなビジネス・チャンスを持たなくてはいけないのか,ビジネスマンは何をすべきなのか,といった観点からも,この書は多くのヒントを与えてくれるであろう。
「大気」「水・土壌」「緑化」「リサイクル」「エネルギー」「健康」「産業界の温暖化・環境対応と法律」の7分野で、129項目の環境技術を一挙収録。