出版时间:2012-8-25 出版社:彩図社 作者:細田 マサシ
内容概要
「 好きな偉人ランキング」などの番組があると、必ずと言っていいほど、1位に輝く人物、それが幕末維新の立役者、坂本龍馬である。 小説、映画、ドラマ、マンガなど、あらゆる創作物の主人公になり、日本人なら、誰一人として知らない者がいないと言えるこの人物。 しかし、その経歴を資料などから丹念に洗っていくと、我々が思い描いている竜馬像とかけ離れた姿が浮かび上がってくる。その誤解のおおもとになっているものは、坂崎紫瀾というジャーナリストの書いた『汗血千里駒』という龍馬を主人公にした小説である。この脚色にまみれた小説をもとに現在の竜馬像が形作られていったため、龍馬の実像は、さまざまな創作者や人々によって彩られ、今の姿に定着した。本書の著者は、長年、そのような竜馬像に疑問を抱いてきた。そして歴史の一次資料を丹念に読み込む中で、驚くべき新説に行き当たる。それは「坂本龍馬なる人物は、そもそも実在していない」というもの。本書では、この一見突飛にも思える発想を、一次資料などを引用しながら、丁寧に説明していく。本書を読了後、日本人のイメージする「坂本龍馬」という存在は消えているかもしれない。
图书封面
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