出版时间:2010/1/22 出版社:青林工藝舎 作者:辰巳 ヨシヒロ
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内容概要
劇画の手法を確立した最重要作!
国内外で大反響を巻き起こした『劇画漂流』の作者、辰巳ヨシヒロの原点!すべてはここからはじまった!!
第13会手塚治虫文化賞大賞受賞作家・辰巳ヨシヒロの幻の単行本を当時そのままの刷り色で完全限定復刻!(1956年、大阪日の丸文庫刊)
作者简介
●辰巳ヨシヒロ
1935(昭和10)年6月10日、大阪市天王寺区に生まれる。中学時代に手塚治虫作品と出会い、マンガを描くようになる。50年『毎日中学生新聞』に投稿した4コママンガがもとで手塚治虫との座談会に出席。その後手塚宅を訪ね、本格的にマンガ家を目指す。一方で大城のぼるとも手紙をやりとりし、51年に描き上げた長編「愉快な漂流記」が大城に認められたのがきっかけで東京の鶴書房からデビュー。54年、大阪の日の丸文庫に持ち込んだ「怪盗紳士」が採用となり、「七つの顔」と改題の上出版。以降は日の丸文庫を主な活躍の舞台とする。55年頃より、従来のマンガの手法に飽き足らなくなり、新たな手法を模索。55年「開化の鬼」「闇に笑う男」、56年「声なき目撃者」「黒い吹雪」などの意欲作を発表。それまでマンガの約束ごとだったデフォルメや笑いを排し、ページ数の多い単行本の特徴を生かしてコマ数を多く使うことにより「コマと時間のシンクロ」を可能にして、よりリアリスティックな作風を確立。57年末、この新たな手法を「劇画」と名付ける。59年初頭には日の丸文庫の作家たちとともに「劇画工房」を結成。後のマンガの変革を生みだす基礎を作り上げる。60年代後半にはメジャー雑誌を巻き込んだ「劇画ブーム」が起こるが、ブームの一方で本来の意味を失った「劇画」に幻滅。シーンに背を向け、社会の底辺に着目した短編連作を手がけるようになる。これらの作品は発表当時こそ大きな反響はなかったものの、80年代以降むしろ海外で評価され、国際的なコミック・フェスティバルにノミネートされること多数。2005年の仏アングレーム国際コミック・フェスティバル、2006年の米サンディエゴ・コミック・コンヴェンションでは、マンガを大人の観賞に堪えうる「芸術」へと引き上げた功績が認められ、特別賞を受賞。2009年4月、ニューヨークで行われた世界文学祭Pen World Voices Festivalでは、世界の芸術をリードする作家の一人として、マンガ家としては異例の招待を受け講演、大好評を博す。本書「黒い吹雪」は2010年にはカナダDrawn & Quarterlyより英語版の出版が予定されている他、2008年に出版された「劇画漂流」は英語、スペイン語で既に翻訳され、今後もフランス語、インドネシア語など世界各国で翻訳予定。代表作品集に「大発見」「大発掘」(共に青林工藝舎刊)他。真のオリジナリティを持った、マンガ史上最重要な作家の一人である。
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