大河の一滴

出版时间:1999/03  出版社:幻冬舎  作者:五木寛之  
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内容概要

なんとか前向きに生きたいと思う。しかし、プラス思考はそう続かない。頑張ることにはもう疲れてしまった―。そういう人々へむけて、著者は静かに語ろうとする。「いまこそ、人生は苦しみと絶望の連続だと、あきらめることからはじめよう」「傷みや苦痛を敵視して闘うのはよそう。ブッダも親鸞も、究極のマイナス思考から出発したのだ」と。この一冊をひもとくことで、すべての読者の心に真の勇気と生きる希望がわいてくる感動の大ロングセラー、ついに文庫で登場。

作者简介

【五木寛之・いつきひろゆき】
1932年福岡県に生まれる。生後まもなく朝鮮半島より引き揚げ、のち早稲田大学文学部露文科に学ぶ。その後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門』(筑豊編ほか)で吉川英治文学賞を受賞。『青春の門』シリーズは総数2000万部を超えるロングセラーとなっている。81年より一時休筆して京都の龍谷大学に学んだが、のち文壇に復帰。2002年にはそれまでの執筆活動に対して菊池寛賞を受賞。同年、英文版『TARIKI』はアメリカでブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)に選ばれた。さらに04年には仏教伝道文化賞を授与された。代表作に『戒厳令の夜』『風の王国』『風に吹かれて』『大河の一滴』『百寺巡礼』など。小説のほか、仏教思想を背景とした音楽、美術、歴史など多岐にわたる文明批評的活動でも注目されている。

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