出版时间:2014-1-24 出版社:東京美術 作者:北澤憲昭,佐藤道信,森仁史
内容概要
美術史研究にあらたな次元を打ち立てた制度論的転回。その成果の集大成にして、次なるステージへの移行をうながす挑発の書。
日本社会における美術の展開を、幕末から2010年代に至るなかで、制度論を軸に編纂した、美術の日本近現代史です。通史としては事典を兼ねた『日本近現代美術史事典』(東京書籍、2007年)に続く、専論による初めてのものです。構想15年の歳月をかけ、いよいよ刊行。
日本の近現代美術に関心のある一般の読者から、学生、研究者の基礎資料として必読の書。
《総序より》
本書は、日本社会における美術の史的展開を、幕末から2012年代に至る見渡しのなかで通史的に跡づける企てである。
ただし、通史とはいいながら、この本は多様な言説から成り立っている。たとえていえば多声的(ポリフォニック)な言説空間として成り立っているのだが、しかし、本書は必ずしも多元的とはいえない。著者間に温度差が存するものの、あるスタンスを共有することを前提として編まれているからである。
共通のスタンスとは、制度施設(インスティチューション)史の手法である。それは、言説や制度、そして有体化された制度としての施設を手がかりに、美術ジャンルの成り立ちを―その形成過程と構造とを―批判的に明らかにしようとするもので、この手法は、1980年代末から顕著な盛り上がりをみせ、すでに多くの成果を挙げている。したがって、この手法は、現在においては、もしかすると、いささか古めかしくみえるかもしれない。
それにもかかわらず、あえてこの企てに賭けてみようと思ったのはなぜか……。
图书封面
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