数学的経験の哲学 エピステモロジーの冒険

出版时间:2013-3-23  出版社:青土社  作者:近藤和敬  

内容概要

問題を解くことだけが数学なのか? 現代数学の核心に見出される生命の創造的な力。 そして、そこからさらに非生命までをも包含する自然・宇宙の次元へ――。 いまふたたび脚光をあびる「エピステモロジー」(科学思想史)が、 ドゥルーズらの「内在の哲学」と接続される。 人間知性の根源をめぐって、まったくあたらしい世界観を切り開く、 注目の俊英による哲学の旅。

书籍目录

【目次】

第Ⅰ部 概念
第1章 問いの設定
真理の歴史という問題
問題が解けないとはどういうことか
真理と歴史:ひとつの真理と複数の真理のあいだの矛盾
真理の形式と内容を共立させるには
真理の歴史における具体的過程という課題
第2章 概念、直観、内容X
概念とはなにか
カントの概念という語の問題
ボルツァーノの系譜
ボルツァーノの概念という語のあたらしさ
内容Xの創造性
第3章 概念の経験としての「数学的経験」
定義の観点からみた概念
経験と真理の対応説
知の第三世界説
数学的経験
主題野:ある概念から出発してほかの概念を経験すること
主題野における概念の経験と問題関心の関係
第4章 概念、振る舞い、規則
概念の歴史
振る舞いとしての数学
概念への経験の縮約の過程
概念、判断、問題
概念、振る舞い、規則
第Ⅱ部 主体
第5章 問うこと、過程、主体
真理と主体
主体と「わたし」
イデオロギー論と主体の問題
主語と主体
解釈学とマイナー記述における主体概念の相違
虚偽意識としての解‐主体から問題‐主体へ
第6章 問題‐主体の記述の「かた」
問題‐主体、ベルクソンの場合
「他者なき世界」と問題‐主体、あるいは「他者‐構造」と解の関係
バークリ『アルシフロン』での対話
ホワイトヘッドによる『アルシフロン』の解釈
問題‐主体の形式的な「かた」
第7章 問い、あるいは懐疑の脈
問題‐主体とカテゴリー
カテゴリーの再定義
普遍数学とカテゴリー的基体
証明の現実のあり方:カントール‐デーデキント往復書簡の分析
不一致、未規定性、偏心性:懐疑の脈
第8章 真理の生成の超越論的条件としての記号的宇宙
知性の働きを条件づけるもの
計算機と知性
表象主義的知性観の限界
記号的宇宙という大域的観点の導入
操作‐対象の「双対性」
形式的内容と問題、懐疑の脈
知と生命/非生命
第Ⅲ部 自然
第9章 「一つの生」としての「懐疑の脈」
「記号的宇宙」と「可能的知性」
ドゥルーズの「内在」:アガンベン「絶対的内在」から
「剥き出しの生」とアリストテレス『霊魂論』
「根拠の原理」と「内在原理」
アガンベン「人間の働き」と「可能的知性」
アガンベン「思考の潜勢力」と「非の潜勢力」
知と生:カンギレム的転回
第10章 生命/自然の不定性
「概念としての生命」と「記号的宇宙」の接続可能性
情報:生命/自然
記号、再帰、投機性
意味と無意味、生命の起源
第11章 文脈の不定性、記述のプトレマイオス的転回
「機能」と「文脈」
認識と技術
「文脈の不定性」と形態の新規性
多様性とはなにか
記述するとはどういうことか
第12章 記述の多島的生成、あるいは「海の子」になること
「見本」/「パラディグム」
記述のプトレマイオス的転回
思弁的実在論という整理枠組み
現実的な不可能性、「反実現」と「内的必然性」
問うこととは想像不可能なものを想像することである
自然を記述する
結語 過程としての真理

あとがき
引用・参照文献
索引

图书封面

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