出版时间:2010-2-12 出版社:青弓社 作者:竹内 郁郎,宇都宮 京子 編著
内容概要
運勢を占う、節分の豆撒き、初詣、お守り、神社への祈願などの呪術的行為はどのような人々がどのような意識でおこなっているのか。東京都23区での調査を世代・性別・地域ごとに精密に分析して解読し、現代社会に息づく呪術意識を統計的に浮き彫りにする。
作者简介
竹内 郁郎(タケウチ イクオ)
東京大学名誉教授。専攻は社会学。著書に『マス・コミュニケーションの社会理論』(東京大学出版会)、共編著に『社会学小辞典』(有斐閣)、『メディア・コミュニケーション論』(北樹出版)など。
宇都宮 京子(ウツノミヤ キョウコ)
東洋大学社会学部教授。専攻は理論社会学。編著に『よくわかる社会学』(ミネルヴァ書房)、共編著に『クリティークとしての社会学』(東信堂)、共著に『日本マックス・ウェーバー論争』(ナカニシヤ出版)など。
书籍目录
まえがき 竹内郁郎
序 章 「呪術」へのまなざし 荒川敏彦
1 隠された宗教性としての「呪術」
2 不定形に広がる見えない「何か」
3 「いかがわしさ」を越えて
4 「呪術」概念形成のポリティクス
5 〈可視化する装置〉として――「宗教」から「生活」へ
6 世俗化論を再考するために――宗教意識調査による不可視化に抗して
7 「脱呪術化」論を再考するために――呪術の合理性の不可視化に抗して
8 「宗教」と「科学」の概念的布置を再考するために――学問の専門分化による不可視化に抗して
9 発見的概念としての「呪術」――別様の世界を認識するために
第1章 調査の概要とデータの特性 北條英勝
1 調査の概要
2 調査票の設計
3 調査対象集団と標本抽出の方法
4 回収率とデータの基本特性
第2章 調査結果概要 新津尚子
1 行事・慣行
2 祈願
3 易・占い
4 禁忌
5 超人知現象
6 宗教的観念
第3章 東京都二十三区の呪術的傾向――全国調査結果との比較から 新津尚子
1 比較から明らかになった東京都二十三区の特徴
2 信仰の有無、神棚・仏壇の保有、初詣――東京都二十三区で数値が低いもの
3 「厄年を気にする人」ほか――東京都二十三区で数値が高いもの
4 東京都二十三区で多く見られる呪術と伝統
第4章 行事・慣行の現代的意味 北條英勝
1 行事・慣行の担い手をめぐって
2 初詣は「若者型パターン」か
3 節分行事の意味
4 仏壇と神棚へのお供え行為の差異
5 寺社前での会釈・合掌
6 行事・慣行の特徴
第5章 墓参りと現世利益――墓参行為の二重性 荒川敏彦
1 墓参りでの「思い」
2 墓参りの経験
3 墓参りでの「お願い」
4 現代社会の墓参りと「呪術」的側面
第6章 お守りを捨てられますか 横山寿世理
1 お守りとは何か
2 お守りは護符なのか
3 お守りに親和的な人
4 捨てようとするときに明らかになること
5 もらったものは捨てられないのか
第7章 「占いブーム」の現在――その受け手は誰か 下村育世
1 占いに関する計量調査の少なさ
2 占いへの関わりの特徴
3 現代の占いの特徴
第8章 若年層の「呪術」とその特徴――高齢層との比較のなかで 下村育世
1 宗教をめぐる若者の動向
2 年齢層別(若年層、高齢層)傾向
3 「呪術グループ(高齢層)」の受容
4 「呪術グループ(若年層)」の受容
5 現代の若者の宗教性
第9章 神棚的秩序と仏壇的秩序 北條英勝
1 本章の目的
2 仏壇と神棚の保有状況とその特性
3 仏壇・神棚の保有状況と呪術的諸傾向の差異
4 仏壇と神棚の保有の個別的な効果
5 仏壇的秩序と神棚的秩序
第10章 運命と呪術 宇都宮京子
1 「運命決定性」と「努力次第」
2 MGC・IIでの呪術的項目と運命決定性とのクロス集計
3 世界観、人生観と運命決定性
4 超人知的現象の存在可能性に関する項目と運命決定性
5 「気になる」程度を問う項目と運命決定性
6 「効果や影響力」への問いと運命決定性
7 祈願意識と運命決定性
8 忌み日についての意見・性別と運命決定性
第11章 祈願に対する効果意識――呪術効果と心理効果 荒川敏彦
1 呪術をめぐる行為と意識
2 二分される効果意識――〈呪術効果〉と〈心理効果〉
3 〈呪術効果/心理効果〉と諸要素との関連
4 呪術の現代的意味付けを探るために
第12章 呪術的諸要素の特性空間 北條英勝
1 呪術的諸要素とデモグラフィー要因との関係
2 空間の構築方法
3 呪術的諸要素の空間配置
4 呪術的諸要素の空間とデモグラフィー要因の空間
5 呪術的諸要素をめぐるポリティクスの考察へ
終 章 生活意識と呪術的なるもの――近代化概念の再検討を目指して 宇都宮京子
あとがき 宇都宮京子
付録 質問文と調査結果
图书封面
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