平安貴族社会の秩序と昇進

出版时间:2012-2  出版社:思文閣出版  作者:佐古愛己  
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内容概要

律令国家体制が維持されていた平安初期から、平安末・鎌倉初期までを射程として、貴族社会の構成と編成原理を解明する大著。
その素材として、人事・昇進制度、特に叙位制度に注目。平安時代の叙位制度はこれまで個別制度の解明に主眼が置かれ、叙位制度の変化に連動するはずの律令官司制の変質、中世国家機構の形成過程との有機的な関連はほとんど追究されてこなかった。
本書では、平安から鎌倉初期にかけての各制度の総体的な把握を試みることにより、律令官人制から平安貴族社会、中世公家社会の成立過程を明らかにし、日本の古代から中世への移行の特質を探る。

作者简介

佐古愛己(サコアイミ)
1973年兵庫県生。1996年立命館大学文学部史学科卒業。2002年立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。博士(文学、立命館大学)。立命館大学COE推進機構ポストドクトラルフェローを経て、2007年より立命館大学文学部任期制准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

书籍目录

1 叙位制度と貴族社会
年労制の変遷
年爵制度と貴族社会
「故人未給」にみる年給制度の本質
「官方行事」における勧賞の特質ー神社行幸を素材として
非「官方行事」における勧賞の特質ー朝観行幸を素材として
2 平安貴族社会の秩序と行動
平安末期~鎌倉中期における花山院家の周辺ー『名語記』作者経尊の出自をめぐって
摂関・院政期における受領成功と貴族社会
摂関・院政期における天皇・上皇の移徒

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