出版时间:2013-6 出版社:幻冬舎ルネッサンス
内容概要
「奇品」とは「かわりもの」という意味で、江戸時代半ばに日本で生まれた世界唯一の文化である。それは、斑入りや葉変わりなど、人為的に手を加えることなく自然に変異した植物の「葉」に、美と希少性を見出す鉢植え文化を指す。「奇品家」と呼ばれた江戸の粋人たちは植木の葉の微妙な変化を独自の感性でとらえ、深い愛情を注いで栽培した。しかし、わずか100年ほどで廃れてしまったため、今では知る人ぞ知る幻の文化とも言われている。前著『江戸奇品解題』(小社刊)は、奇品とはどういうものかを解説した総論的な内容であったが、本書はその続編として企画された、図版を主とする図鑑である。1500種類以上あると言われている奇品のなかから178種を厳選し、江戸時代の絵師たちが描いた精密で美しい図版とともに、その特徴や見分け方、出所、由来などについて詳しく解説。江戸奇品にのめり込み、血道を上げた粋人たちのエピソードなどもふんだんに紹介されており、読みごたえもある。世界初となる「奇品」図鑑の決定版です。
图书封面
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