碑と地方志のアーカイブズを探る

出版时间:2012-3-15  出版社:汲古書院  作者:須江 隆 編  

内容概要

【編者のことば】
本書では、東アジア海域交流において、日本への学術等の発信の窓口となっていた、中国側の寧波とその周辺地域に着目し、そこに記録として残されてきた石刻や地方志の、史料としての特質や価値、可能性を検討する。そしてそうした史料性を踏まえた上で、これらの史料から如何なる地域性や歴史性に関わる新知見が得られ、それら保存記録の利用によりどのような新たな研究の可能性が生まれるのかを、研究環境を異にする各国の研究者から、また比較史的視点をもった研究者からも提言してもらおうというのが、本巻の試みである。
編者の企画によって、二〇〇九年一月に東京大学で開催した国際シンポジウム「寧波とその周辺-地方文献に見える史料性・地域性・歴史性-」での議論を基調としつつ、にんぷろで組織された地方志・碑記班がその他の国際会議等で学術交流を行った海外の研究者の成果をも積極的に盛り込み、国際的かつ比較史的な視点から、寧波とその周辺地域の唐末・五代・宋・元・明・清にわたる歴史的特質の解明を期したものである。

书籍目录

「碑(いしぶみ)と地方志のアーカイブズを探る」 序説   須江 隆
第一部 石刻・地方志の史料的特質
埋葬された過去――王処直の墓誌銘と列伝―― …………………  アンゲラ・ショッテンハンマー
(河合佐知子訳)
石刻と木版――地方風俗に対する宗教的医療と儀式―― … ティ・ジェ・ヒンリクス(吉田真弓訳)
宋・元・明代の地方志の編纂・出版およびその読者について …………………… ジョセフ・デニス
(吉田真弓訳)
寧波方志所載言説攷――寧波の地域性と歴史性を探る―― ………………………………… 須江 隆
紹興府の地方志の歴史的価値 ………………………………………… ジョセフ・デニス(須江 隆訳)
第二部 石刻・地方志研究の可能性
言葉の区画
――北宋の洛陽における地誌記述と都市空間―― ……… クリスチャン・ド・ペー(浅見洋二訳)
碑石資料から読み取る宋代江南の社会と生活 ………………………………………………… 伊原 弘
宋代明州(寧波)における「家族」研究――方向と方法―― ……………… 柳 立言(山口智哉訳)
国境を越えた過去のかけら――宋・元・明の景徳鎮における陶磁産業―― …… アンナ・ヘリセン
(小二田章訳)
明代の社学と専制政治 ………………………………………… サラ・シュニーウィンド(深澤貴行訳)
第三部 比較史的視点からの提言
前近代べトナム碑文研究緒論 …………………………………………………………………… 八尾隆生
古代ギリシアの書承文化と碑文慣習――アテナイを中心に―― …………………………… 師尾晶子

图书封面

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