出版时间:2010-2-4 出版社:汲古書院 作者:小沢 賢二
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内容概要
【緒言 より】「宇宙」という言葉は、前漢時代に著された『淮南子』の「斉俗訓」に「往古来謂之宙、四方上下謂之宇」をもって来源とする。……本論考は古代中国では「天地陰陽」の「道理」を宇宙の「根本原理」と解釈したことによって、天文暦法が独特の発展を遂げたことを検証するものであるが、検証で用いた新出土史料には、地球自転における永年減速の「ΔT」 に関する基礎的データを含む場合もあり、現代の天文学の領域にも広く利用されるものと期待したい。
书籍目录
緒 言
第1章 「度数」の発見と「尺」・「度」の区別
1.中国古代における「度数」の発見
2.天体高度の測定
3.座標系について
第2章 中国古代における日食予報について
1. 問題の所在
2.「原初中国式周期」と「中国式周期」との違い
3.「周髀」および「赤道儀」による日食の推算とその手法
4.「朔望之会」に基づく「中国式(135月)周期」の開始時期
5.「四分暦」の日食予報とその手法
第3章 中国古代における宇宙構造論の段階的発展と占星術の出現
総論 宇宙構造論から見た「天文学」の発生および発展のプロセス
1. 宇宙構造論のめばえと「星」の認識
2. 春秋時代における東周王朝の宇宙観
―「天道」・「地中」の着想と「北辰」・「星宿」の創出
3. 戦国時代における「四分暦」の出現と「二十四節気」および
「十二次」の創出―『左伝』および『国語』の成書時期―
第4章 春秋の暦法と戦国の暦法―『競建内之』に見られる日食表現と
その史的背景―
総論 「太陰太陽暦」の成立と発展
―「一陽来復」の暦法から「立春年初」の暦法へ―
1. 月のみちかけと潮汐「大潮(朔)・小潮(上弦半月)・大潮(望月)・小潮(下弦半月)」
2. 中国古代における二種類の日食表現
―「日有食之.既」と「日食.昼晦」―
3. 『競建内之』の日食とその検討
第5章 「顓頊暦」の暦元
第6章 「太初暦」の暦元
第7章 「武王伐紂年」歳在鶉火説を批判する
第8章 『史記』「六国年表」の改訂と「JD」
第9章 「天再旦」日食説の瓦解
第10章 汲冢竹書再考並びに簡牘検署再考
―『穆天子伝』「長二尺四寸」の背景―
第11章 清華大学蔵戦国竹書考
第12章 殷人の宇宙観と首領の迭立
图书封面
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