出版时间:2003/12 出版社:和泉書院 作者:藤井俊博
内容概要
『今昔物語集』の表現に多大な影響を与えた『法華験記』との関わりを国語学的な見地から徹底的に明らかにする。まず第一章では、「奇異シ」「微妙シ」のような用字法、複合動詞や漢語サ変動詞などの語彙、「籠リ居ル」「夢覚ヌ」のような頻出表現、「一分」「微塵」などの漢語語彙等が『法華験記』に源を持つことを指摘。特に漢籍語を用いる『法華験記』の特徴が『今昔物語集』に受け継がれていることを述べる。第二章では、『今昔物語集』の「更ニ~無シ」「事無限シ」などの特徴的な表現が『法華験記』においても同様に特徴的なものであることを指摘。その表現は、否定強調表現・強調表現・否定表現・描出表現・死亡表現・生存表現など説話を特徴づけるものである。第三章では、語り手の視点が物語の現場に置かれる点に『今昔物語集』の特徴があることを指摘し、「非けり」叙述が連続的に導入される点が「今は昔」で始まる説話の特徴であることを指摘する。
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