豪閥 地方豪族のネットワーク

出版时间:2001-6  出版社:立風書房  作者:佐藤 朝泰  

内容概要

サブタイトルにもあるように、地方豪族のネットワークの恐るべき人脈と血縁関係を明らかにした衝撃の書である。
本書は同じ著者による「閨閥シリーズ」3部作の3作目として書かれたもので、「豪閥」とは「地方豪族の閨閥」を意味する著者の造語である。この3作目では、地方豪族と日本の大企業、政治家などのネットワークを「閨閥地図」と称した相関図入りで紹介している。北海道を代表するデパート丸井今井を創業した今井家と新潟の第四銀行や東北電力の基礎を築いた白勢家との血縁、東北最大の地銀七十七銀行を率いてきた氏家家と日本銀行、日本興業銀行などの金融機関、そして経団連の初代会長石川一郎との結びつき…。543ページにわたる労作で読むのも骨だが、日本の政官財の内なる関係を明らかにした点は見事であり、読みごたえがある。
登場人物の名前にルビがふられていないことや、人物の説明にややわかりにくい部分があるのは残念だが、資料としての価値は高い。(土井英司)

图书封面

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