出版时间:2007-3-1 出版社:吉川弘文館 作者:岩本通弥 編
内容概要
近年、棚田や合掌造りなどの農山村地域が「心のふるさと」として観光化されつつある。
白川郷、沖縄竹富島などの実情から、地方の民俗を一面的に賛美して「美しい日本」を築こうとする民俗文化の観光資源化の問題点を探る。
1 戦後日本の民俗文化政策(文化という名の下に―日本の地域社会に課せられた二つの課題;「ふるさと文化再興事業」政策立案過程とその後;グリーン・ツーリズム政策は地域を守れるか)
2 資源化の現場と地域の実践(コスメティック・アグリカルチュラリズム―石川県輪島市「白米の千枚田」の場合;世界遺産という「冠」の代価と住民の葛藤―「白川郷」の事例から;「文化」を指定するもの、実践するもの―生活の場における「無形民俗文化財」 ほか)
3 現場と民俗学はどう関わるか(被差別部落における文化資源の活用と「民俗」;複数の民俗論、そして複数の日本論へ;民俗から「文化」への転移―飛騨地方におけるその意味作用 ほか)
近年、「日本人の心のふるさと」として棚田や合掌造りなどの農山村地域を観光地に開発する試みが進められている。白川郷、沖縄竹富島、飛騨高山などで行われている観光資源化から、地方の民俗を一面的に賛美して「美しい日本」を築こうとする現象の背景と実態を解明。民俗学は現場や地方行政とどう関わるのかを考え、民俗文化の観光資源化の問題点を探る。
作者简介
岩本通弥[イワモトミチヤ]
1956年東京に生れる。1985年筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程満期退学、国立歴史民俗博物館助手、東京大学教養学部助教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
书籍目录
Ⅰ=戦後日本の民俗文化政策…岩本通弥
文化という名の下に―日本の地域社会に課せられた二つの課題…中村 淳
/「ふるさと文化再興事業」政策立案過程とその後…岩本通弥
グリーン・ツーリズム政策は地域を守れるか…青木隆浩
Ⅱ=資源化の現場と実践
コメスティック・アグリカルチュラリズム―石川県輪島市「白米の千枚田」の場合…菊地 暁
世界遺産という「冠」の代価と住民の葛藤―「白川郷」の事例から…才津祐美子
「文化」を指定するもの、実践するもの―生活の場における「無形民俗文化財」…森田真也
奥会津檜枝岐村の観
图书封面
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