出版时间:2008/12/15 出版社:平凡社新書 作者:飯沢耕太郎
内容概要
著者は大のつくほどきのこ狂。楽節二十余年、文学から漫画・音楽・映画と、古今東西のあらゆる「きのこ本」を博捜・渉猟、ついに、集大成たる一大目録が完成! 豊饒なイメージ群が意味するものは何か? きのこ愛の世界を明かす人文系細菌類学入門。
あゝ愉しきかな、〈きのこ文学宣言〉!
美味しいきのこを探しに、いざ、森の中へ。
《目次》
きのこ文学宣言
きのこ文学ノート
あ行
赤瀬川原平の「赤坂のマツタケ」/アッシャー家の菌類/吾妻ひでおの「きのこの部屋」で/嵐山光三郎の「森の宴会」/アリスときのこ/安野光雅のなき茸/泉鏡花ときのこの化身/一茶の天狗茸/岩茸の「空の青さ」/巌谷小波の「木菌太夫」/ウェルズの「赤むらさきのキノコ」/ヴェルヌの「キノコの森」/『宇治拾遺物語』の平茸/小川洋子の「きのこの標本」/小熊秀雄と牧野富太郎の「馬の糞茸」
か行
加賀乙彦の「くさびら譚」/ガスカールの『緑の思考』/カーズワイルの「編笠茸」/金子光晴の「浅草十二階」/雷ときのこ/カルヴィーノの「都会のきのこがり」/川上弘美の「キノコ狩」/官能小説のきのこ/北杜夫の二つの「茸」/きのこ石/きのこの惑星/キノコ玉/泣菫のきのこ随筆/狂言「くさびら」/虚子と「昼の星」/筋肉少女帯の「キノコパワー」/久世光彦の「朱色の小さな茸」/クレイスの「きのこ悪魔」/ケージと菌類学/ゲーテの「菌」/国際きのこ会館/『今昔物語』の「舞茸」
さ行
坂田靖子の「キノコのベターライフ」/サシャ・ギトリ―の「トランプ譚」/サボイ・トラッフル/サルマタケ/椎名麟三の「松茸めし」/シェーアバルトの『小遊星物語』/子規の「蕈狩」/死体探知茸/柴田宵曲の『妖異博物館』/澁澤龍彦邸のアミガサタケ/白土三平の「いしみつ」/杉浦日向子の「人茸」/スターリングの『ホーリー・ファイアー』/ストラコフの「北の森のキノコ狩り」/スナイダーの「マッタケ」/聖なるベニテングタケ/漱石の「火の粉」
た行
『高丘親王航海記』の馬勃/高樹のぶ子の「ヌル茸」/瀧口修造とミショー/田久保英夫の「葷茸」/タルホ・スペシャル「枕べの蕈」/タンタンの『ふしぎな流れ星』/『地球の長い午後』のアミガサタケ/チャイコフスキーとレーニン/つげ義春の「初茸がり」/筒井康隆のマツタケ栽培法/テインの「究極触媒」/冬虫夏草の謎/『遠野物語』のきのこ/毒きのこミステリー/友沢ミミヨの「きのこ旅行」/ド・ラ・メトリイと『人間機械論』/トリュフ、美食家の真珠
な行
中井英夫の「あるふぁべてぃく」/中島らもの『アマニタ・パンセリナ』/南木佳士の『神かくし』/ナボコフの『記憶よ、語れ』/猫の名前は「きのこ」
は行
ハイスミスの「奇妙な墓地」/芭蕉と松茸/パステルナークの「茸とり」/花輪和一の「茸の精」/ハレクの「きのこの歌」/『パン・タデウシュ』のきのこ狩り/『ビーグル号航海記』とフェゴ島のきのこ/ヒョウタンツギ/ファーブルのきのこ観察/フェアリー・リング/仏陀の最後の食事/ブラッドベリの「ぼくの地下室へおいで」/プリニウスの『博物誌』/プリシーヴィンの「茸の王様」/フロイトときのこ/ヘリックの「妖精女王」/『亡命ロシア料理』/「フング」と「トリュフ」/ポターのきのこ研究/ホーフマンスタールの「腐った茸」/
ま行
牧羊子の「きのこ物語」/マタンゴの変容/松浦寿輝の「花腐し」/マッシュルームマン/万葉集のきのこ/三島由紀夫と「野生の」きのこ/水木しげるの「キノコ」/南方熊楠の「菌類図譜」/宮澤賢治と「きのこ文学」/『宮本武蔵』のきのこ狩り/みをまことの「キノコ・キノコ」/ムーミン谷のきのこ/ムソルグスキーの「きのこ狩りの歌」/村上春樹は「きのこ文学者」に非ず/村田喜代子の「茸類」/ムロージェクの『所長』/明治の唱歌「茸狩」/珍しいキノコ舞踊団/メーテルリンクの『白蟻の生活』
や行
八木幹夫の「きのこ」/山田詠美の「4U」/山田風太郎の笑い地獄/ユアグローの「マッシュルーム・スープ」/『酉陽雜爼』のきのこの怪異/夢野久作の「きのこ会議」/妖精国の宮廷絵師/陽誠斎の「蕈子」
ら行
ランチェスターの「最後の晩餐」/『粱塵秘抄』のきのこ尽くし/レオ・レオーニの「キマグレダケ」/レムのきのこの書き取り/『ロマン』のきのこ狩り
わ行
若松岩松教授/笑い茸
あとがき
索引
图书封面
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