菌類の森

出版时间:2004-5  出版社:東海大学出版会  作者:佐橋 憲生  
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内容概要

本書では取り上げられている話題は森の菌類に関係するものに限られているが、生物としての菌類を理解するには最適な本である。
菌類の細かい分類体系には踏み込まず、5界説や8界説を引用して生物全体のなかでの菌類という生物がどのような特徴をもった生物であるかを概説し、日常生活の中で知らず知らずに菌類に遭遇している例などを引きながら、森の菌類の多様性、生物間相互作用、保全へと話題が進んでいく本書の構成は、菌類に馴染みがない読者にも途中で挫折することなく一気に読み終えることができるであろう。また、カラー図版を含めて図版が比較的多く使われているのは、読者の内容理解の助けになるであろう。
本書では森の菌類をめぐる生物間相互作用を取り上げ3章が一番読み応えがあった。ナラタケ、スギ黒点枝枯病、マツタケの菌根、絹皮病、エンドファイト、サナギタケ、送粉共生、レンゲツツジ芽枯病、暗色雪腐病、苗立枯病、木材腐朽菌、マツ枯れ、ニレオランダ立枯病、クリ胴枯病、五葉マツ発疹さび病が本章で取り上げられ、各テーマごとに生物間の相互作用が手際よく纏められている。菌類と他の生物が互いに関係しないながら、森の中で生活しているのだということを改めて認識させてくれる。また、生物としての菌類を再認識させてもくれる。
本書で特筆すべきことは、森の菌類の保全について1章を当てていることである。菌類の保全について注目が高まっているこの時期に。菌類の保全についてある程度まとまった形でその理念や実務について解説してくれたのは助かる。

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