朱熹門人集團形成の研究

出版时间：2002-2  出版社：創文社  作者：市來津由彥  
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内容概要

中国明清時代の科挙体制の中での体制教学というイメージが強い「朱子学」。歴史的認識に立ち、この学問が「ない」状態から「ある」状態に至った理由と経緯を、朱子の交遊者や門人との思想交渉の現場に戻って探究する試み。

作者简介

市來/津由彦
1951年福島県に生まれる。1975年東北大学文学部卒業、1981年同大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学(中国学専攻)。現在、広島大学大学院文学研究科助教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

书籍目录

凡例
序說
第一篇 朱熹思想形成の場―北宋末南宋初の閩北程学—
第一章 北宋末における程学の展開
第一節 程門初伝と二程語錄資料
第二節 陳淵の思想ー北宋末南宋初における道学繼承の一様態ー
第二章 南宋初の程学と閩北における朱熹
第一節 閩北における朱松と朱熹―程氏語録資料の収集をめぐって—
第二節 朱熹の「雜學弁」とその周辺
第二篇 朱熹門人・交遊者の朱熹思想理解
第一章 四十代までの朱熹とその交遊者達
第一節 福建における朱熹の初期交遊者達
第二節 何鎬と朱熹ー福建初期交遊者の朱熹說理解ー
第三節 廖徳明—福建朱熹門人従学の一様態ー
第二章 乾道・淳煕の学―地域講学と広域講学ー
第一節 乾道・淳煕における士大夫思想交流
第二節 朱熹・呂祖謙講学論
第三節 浙東陸門袁燮と朱熹
第三章 五、六十代の朱熹とその門人、交遊者達
第一節 朱熹五、六十代の門人、交遊者達
第二節 呂祖倹と朱熹ー朱熹広域講学の展開ー
第三節 陳文蔚における朱熹学說の受容
第四節 朱熹祭祀感格說における「理」ー朱門における朱熹思想理解の一様態ー
第五節 朱熹晚年の朱門における正統意識の萌芽ー呂祖倹と朱熹・朱門の講学を事例としてー
結びに
あとがき