出版时间:2009-10 出版社:学術出版会 作者:王颖琳
内容概要
敗戦という状況にあっても、日本と中国の将来のために上海に残留し、貴重な自動織機の技術を現地に伝えた日本人がいた!
トヨタ自動車の源流である豊田自動織機を支えた、豊田在華事業総支配人、西川秋次(にしかわ・あきじ)と日中の技術者達の努力をたどり、解放後の中国紡織機械工業の躍進が、解放以前の物的・人的資源の蓄積によることを実証的に検証・解明する。中国側の資料を活用し、日中関係史の空白を埋める論考。
作者简介
王 穎琳 (おう えいりん)
1994年、黒竜江大学日本語学部卒業。1999年、東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。2005年、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得終了。2005-06年、東京大学大学院経済学研究科付属日本経済国際共同研究センター機関研究員。2008年、東京大学大学院において経済学博士号取得。
主著:「19世紀中国の対外取引と買弁制度」(岡崎哲二編『取引制度の経済史』東京大学出版会、2001年)。「工頭制度から直轄制度へ―戦前期中国の紡績業」(岡崎哲二編『生産組織の経済史』東京大学出版会、2005年)。甲新紡績公司の「生産過程重視」戦略―1930年代の工場合理化を中心に―(政治経済学・経済史学会『歴史と経済』第190号、2006年)。「中国電力産業の国際的展開―広西チワン族自治区を中心に―」(田島俊雄編著『現代中国の電力産業―「不足の経済」と産業組織』昭和堂、2008年)。
书籍目录
第1章 中国の戦後情勢と日本の遺産
日本企業の遺産/日本人技術者の徴用/西川秋次について/
中機公司の成立過程と西川秋次/計画変更/残留した豊田の技術者
/中機公司の組織
第2章 技術移転の制約条件
西川の構想と現実との乖離/製造準備会議
第3章 技術基盤としての日本人技術者(Ⅰ)
工作機械の内製化と製造体制の整備/技術移転の第一歩
第4章 技術基盤としての日本人技術者(Ⅱ)
材料の制約を超えて/
紡織機械量産化の基礎としての治工具・工作機械・金型の内製/
織機製造のボトルネック/組立工場の設立と検査規格の実施/
自動織機の評価
第5章 技術移転の受容基盤
中国人技術者の学習プロセス/職員の採用制度/現場管理/
書類による管理
第6章 新中国への継承
西川秋次の帰国/新中国への継承/
中国紡織機械製造業における中機公司の地位/Jαハイドラフトの継承
图书封面
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