中國の隱者

出版时间:20010501  出版社:文藝春秋  作者:井波律子  

内容概要

老荘から竹林の七賢、陶淵明、李白、呉中の四才、清代の袁枚まで、風狂の限りを尽くした男たちの羨ましい人生。敗れざる者たちの中国史。

作者简介

1944年富山県生まれ。66年京都大学文学部卒業。72年同大学院博士課程修了。95年4月から国際日本文化研究センター教授。中国文学専攻。著書に『酒池肉林』(講談社現代新書)、『中国のグロテスク·リアリズム』(中公文庫)、『中国文章家列伝』(岩波新書)、『中国幻想ものがたり』(大修館書店)など

书籍目录

隠者のルーツ―伝説の許由から儒教と対峙する道家思想の祖、老荘まで
東方朔―才能を持ちながら生涯「滑稽」として漢武帝に仕える
竹林の七賢―酒を酌み清談に耽った七人が辿るその後の数奇な運命
東晋の風狂貴族―乱世を生き抜く貴族の中から「書聖」王義之は生まれた
葛洪―神仙思想を体系化した人物はじつは文武両道だった
陶淵明―日本にもファンの多い田園詩人の貧しさと自足の生
李白―人間界に流された仙人とも称された大才の「聖と俗」
林逋―ひたすら隠遁し、梅を妻、鶴を子、鹿を召使いとする
米逋―「フーテンの米」とあだ名された奇人の抱腹絶倒人生
白仁甫―モンゴル王朝への出仕を潔しとしなかった元曲作家
徐渭―愛妻の死後、天才が現世に翻弄され狂気に至るまで
徐霞客―母の庇護のもと山野、秘境を憑かれたようにした旅
明末の快楽主義者―時代の滅びをよそに自己の趣味に忠実に生きた三人
八大山人―清王朝への隷属を拒否し、出家までした画家の孤高
袁枚―役人生活より手がけた庭園での生を選んだ怪物隠者

图书封面

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