密室への招待

出版时间：1981年09月  出版社：早川書房  作者：愛德華·D. 霍克,エドワード・Ｄ・ホック,Edward D. Hoch  译者：木村二郎  

内容概要

◆短編ミステリの名手、ホックが自作の不可能犯罪もの短編１２編を選んだ〈ホック密室ミステリ自選集〉。日本オリジナル編集の一冊です。
「不可能な“不可能犯罪”」ノンシリーズ短編。雪上の密室で死体発見者兼容疑者となった科学者は、「探偵」となって自らの無実を証明しようとする。
「レオポルド警部の密室」（レオポルド警部）別れた妻を殺した容疑をかけられた警部。金城鉄壁な密室の謎を解き、悪意に満ちた計画を打ち破れるか？
「人間消失」（レオポルド警部）連続する重要証人の不可解な消失。そして、弁護士もまた、こともあろうに警察署のオフィスから、忽然と姿を消したのだった！
「壁を通り抜けたスパイ」（ジェフリー・ランド）秘かに組織内部のスケジュールが外部に流失している？　ランドは看護室に出入りする人間に捜査範囲を絞る。
「過去のない男」（サイモン・アーク）記憶喪失でこの世に現れた「現代のカスパー・ハウザー」の、不可解な最期。二千歳のオカルト探偵は全てを見通す。
「魔法使いの日」（サイモン・アーク）砂漠に墜落した飛行機の積み荷の正体は？　オカルト探偵とマジシャンの対決もある、本書中最大のボリュームを持つ作品。
「メデューサ殺し」（インターポル）ギリシア神話をモティーフにしたアトラクションでの殺人を探る、潜入捜査員たちの前で、今度は不可能犯罪が行われた！
「魔法の弾丸」（ハリー・ポンダー）権力者と反対勢力の緊張高まる某国で、密室状態の車中で射殺された駐米大使。しかし、車には弾痕がどこにもない？
「水車小屋の謎」（サム・ホーソーン）自然主義者の住む小屋からの出火と、死体発見。手がかりは消えた金庫の中身？　意表を突く動機が効果的な佳作。
「乗務員車の謎」（サム・ホーソーン）密室状態の車両から、宝石が奪われ、車掌は刺殺されていた。犯人は「小人」なのか？　これはまぁ、見当がつきますね。
「投票ブースの謎」（サム・ホーソーン）外から監視されていた投票ブースで刃に倒れた候補者。心理的盲点を鮮やかにつく、「消えた凶器の謎」の見事な解決。
「古いかしの木の謎」（サム・ホーソーン）映画の撮影中、絞殺されたスタントマン。大空という密室で、一体何が起きたのか？　これもバリエーションで魅せます。