異郷を結ぶ商人と職人

出版时间：2002-4-10  出版社：中央公論新社  作者：笹本正治  
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书籍目录

信濃で殺された商人――はじめに
1、興福寺と諸座――興福寺の寄人と職人・商人
興福寺と一乗院
寄人と神仏
さまざまな座
2、鋳物師と遍歴――鍬を作った職人
鍬と開発
鋳物師の故郷
遍歴から定着へ
中世の信濃鋳物師
畏怖と差別
3、職人と職場――地方の職人
信濃の職人
職人の世界
職人と生計
ものを作る意味
4、めぐり歩く商人――利益を求めての旅
遠隔地を結ぶ商人
都市と得意先
市をめぐる
中世の廃品回収
商人へのまなざし
5、躍動する女たち――商行為と女性
すあいと女性
女性と商業
女性の金貸し
女であること
6、輸入銭の時代――銭の流れ
海外からもたらされる銭
銭は重い
遠隔地間取引と信用
撰銭はなぜ起こったか
7、繁栄する堺――海外交易と資金
貿易の拠点
倭寇と中国
琉球・朝鮮・天竺
8、命と財産を守る――安全の確保
脅かされる安全
人までが商品となった時代
自力救済と仲間
特別視させる由緒・系図
権力者と結ぶ由緒
9、転換する社会の中で――中世の終焉
南蛮人の渡来
大工職の解体
楽市と楽座
度量衡の統一
商人と戦国大名――斉藤道三と豊臣秀吉
中世は現代日本の根っこ――終わりに