さよならの扉

出版时间：2009/03  出版社：中央公論新社  作者：平安寿子  
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内容概要

社会経験まるでなしの本妻と、独身ＯＬにして夫の愛人が、夫の死をきっかけに対面。
そんな女ふたりが織りなす奇妙な交流を、一滴の涙を添えてユーモラスに描く。
専業主婦の仁恵は末期がん宣告の夫卓巳から、愛人志生子の存在を知らされます。
激しく思い込み、交流を持ちたがる仁恵。その真意が読めずに当惑する志生子。
双方の気持ちがリアルです。
強引でマイペースな仁恵。言動に呆れイライラしました。
緊張と、ぶつかる感情を経て本音の会話。
好きな人への思いを持ち続けること。
鍵のないさよならの扉。平安寿子さんの、一風変わった物語でした

作者简介

平 安寿子
1953年広島県生まれ。フリーライターとして働くかたわら、米国人作家アン・タイラーに触発されて小説を書き始める。99年「素晴らしい一日」で第79回オール讀物新人賞を受賞。2001年に同作を収録した『素晴らしい一日』で単行本デビュー。軽妙なテンポでユーモアとアイロニーを織り交ぜた独自の作風は「平節」と呼ばれ、老若男女問わず幅広いファンに支持されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)