情熱大陸語録 青雲編

出版时间：2002-2  出版社：新潮社  作者：毎日放送  
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内容概要

人気ドキュメント番組「情熱大陸」（TBS系）。1998年から続く番組が放映200回を超え、ベストセレクションを書籍化。30代を特集したこの『青雲編』と20代を特集した『赤熱編』の2冊となった。登場するのは、さまざまなジャンルで活躍している著名な12人。彼らの情熱はどこから来たのか、そしてどのように実るのか。番組の構成そのままに、主人公が淡々と語る言葉で浮き彫りにしていく。
「頭がいい悪いの問題ではない。頭を使わないと、絶対に上にはいけないと思う」（プロ野球選手、長谷川滋利）、「いい仕事ですよ。だってお客さんの幸せな顔を見ることができるんですから」（イタリアンシェフ、神戸勝彦）、「人はささやかなことで生き、それを抱いて死ぬ。ささやかなことは大事だ」（作家、重松清）。ほかに、武豊（ジョッキー）、スガシカオ（ミュージシャン）、葉加瀬太郎（ヴァイオリニスト）、哀川翔（俳優）、三浦知良（プロサッカー選手）、古田敦也（プロ野球選手）、平間至（写真家）、桜庭和志（格闘家）、おちまさと（放送作家）の心からわき出る言葉が並ぶ。
彼らは実に真剣に、ひたむきに生きている。彼らの成功が、決して運や偶然だけからもたらされたのではないことがわかる。そして何より、制作スタッフの対象を見つめるまなざしが誠実である。真摯な姿勢で高い水準の番組を作り出し、それがこの本にも結集された。せっかくの記念の本であるならば、番組制作側の話も織り交ぜてほしいところだ。
同じ時代を生きるものとして、番組と本書から学ぶことは数限りない。勇気を与えてくれる1冊である。（篠田なぎさ）