ニッチを探して

出版时间：2013-7  作者：島田 雅彦  
Tag标签：无  

内容概要

会社を辞めたい人、すべてを捨てて失踪したい人、居場所を探している人、必読!
大手銀行に勤務する藤原道長は、行内で背任の容疑をかけられ、妻と娘を残し失踪する。サラリーマン生活の離脱初日は優雅に鮨をつまみ高級ホテルへ、翌日からは下町の酒場、公園の炊き出し、路上、そして段ボールハウスへ――
飢えに耐え、星を見ながら、草の上で眠り、雨に濡れ、虫に刺されながら、死者と対話したり、神に祈ったりし、なまった筋肉に鞭打ち、鈍った勘を研ぎ澄まし、わずかばかりの食料を調達してくる。所持金ゼロで生き延びるためのニッチ(適所)はどこにある?
東京をサバイバルする実践的サスペンス。

作者简介

島田 雅彦（しまだ まさひこ、1961年3月13日東京都に生まれる ）1984年に東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業。日本の小説家。法政大学国際文化学部教授。
2000年から2007年まで三島由紀夫賞選考委員を務める。
2010年下半期より芥川賞選考委員となる。
2007年には、初主演映画となる『東京の嘘』（井上春生監督）が公開された。
村上春樹の作品に対しては批判的な立場をとっている。
ジャンル：　小説・随筆・戯曲
文学活動：　ポストモダン文学
代表作：
『優しいサヨクのための嬉遊曲』（1983年）、芥川龍之介賞の候補となる。
『彼岸先生』（1992年）
『忘れられた帝国』（1995年）
『無限カノン3部作』（2000年-2003年）
『カオスの娘』（2007年）
主な受賞歴：
『夢遊王国のための音楽』　野間文芸新人賞（1984年）
『彼岸先生』　泉鏡花文学賞（1992年）
『退廃姉妹』　伊藤整文学賞（2006年）
『カオスの娘』　芸術選奨文部科学大臣賞（2008年）