出版时间:1996-7 作者:[日] 渡部忠世
内容概要
日本の農業が衰弱しはじめた今、「農は貴い」とする心の大切さを再認識し、新渡戸稲造が百年前に主張した「貴農論」を足がかりに日本農業再生への道を探る。
約百年前の1898年(明治31)、36歳の若き農学者・新渡戸稲造は『農業本論』を世に出した。それは稲造の「農業」に対する思想、史観、主張などを余すことなく叙述した大著であり、農業書としてはめずらしく、当時のベストセラーにもなった。 著者は昨年夏、『農業本論』を再び読み返し、百年前の農業理論であるにもかかわらず、警世の書としての今日的意義が非常に大きいと感じたそうである。 本書は、はじめに、21世紀を視野にいれて、新しい時代の論理と倫理の中での農業のあり方を探る。また、今日の農業と農村の姿を紹介し、その現状に触れる。そのうえで『農業本論』の第十章「農(業)の貴重なる所以」、世にいう「貴農論」の内容を解説し、そのエッセンスを現代の日本農業にあてはめた「現代貴農論」を構築することによって、日本の農業に光を与えようとする試みである。 生産者も、そして消費者も、もう一度原点に立ち戻って日本の農業を考える時代にきている。農業軽視の社会的風潮の中、「農を貴し」とする心を大切にしようという著者の主張が、衰弱しはじめた日本農業再生の、残された道なのかもしれない。
图书封面
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