白土三平異色作品集 (14) 雨女の島

出版时间：1981-7  出版社：小学館  作者：白土三平  

内容概要

▼第1話/人獣の宿▼第2話/雨女の島(あまめのしま)●登場人物/八州一(復員兵。天涯孤独の身)。鏡雨女(体に蛇の入れ墨を持つ不思議な女性)。鏡竜造(鏡雨女の父親。謎に包まれた男)。「雨女の島」●あらすじ/男は、恋人と妹を車に乗せて、秘境の温泉地「畜生谷」を訪ねる。そこは、この世ならぬ世界であった。3人は不条理の世界へと迷い込んでいく……(人獣の宿)。▼戦争で家族を失った復員兵・八州一のいまの仕事は買い出し屋。買い出し中に警官に追われ、迷い込んだ先で、彼は蛇を見て気を失っていた美しい女を助ける。女は鏡雨女という資産家の一人娘だった。その後、再会した2人は結ばれ、雨女は身籠もる。鏡家の神社で抱き合う2人の前に現れた能装束の男は、雨女の父親を名乗り、娘のことを頼むと蔵の地図と鍵を2人に渡し、姿を消す。地図に記された場所を訪れた2人が見たものは、大量の隠匿物資であった……(雨女の島)。
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美しい名家の女・雨女(あまめ)に出会い、実業家として成功する復員兵・八州一(やしまはじめ)と、その裏で糸を引く謎の人物…今昔物語を題材に描く戦後陰謀秘話!!