中国が読んだ現代思想

出版时间:2011  出版社:講談社  作者:王前  

内容概要

日本の120年を30年で駆け抜ける! 貪欲な受容と激しい思考
サルトル、ハイデガー、フッサール、ウェーバー、レヴィ=ストロース、フーコー、デリダ、ハーバーマス、丸山眞男、ハイエク、ロールズ、シュミット、シュトラウス……
文化大革命の暗黒が晴れたそのときから、中国の猛烈な現代思想受容がはじまった! 日本のたどった道とよく似ているけれど、より切実で熱い思考にあふれたその現場と可能性を、自らも体感してきた中国人研究者が克明に描き出す。知られざる、そして知っておきたい中国がここにある。

书籍目录

プロローグ
第1章 新しい啓蒙時代の幕開け―『読書』の創刊とヒューマニズムの復権
第2章 マックス・ウェーバーの再発見―「出土文物」の運命
第3章 異彩を放つ現代ドイツ哲学
第4章 西のマルキシズム「西馬」―フランクフルト学派を中心に
第5章 日本はいずこ?―一九八〇年代中国における福沢諭吉
第6章 遠のいていく新しい啓蒙時代―一九八〇年代の一つの総括
第7章 人気学問となった現象学
第8章 リクールとレヴィ=ストロース―フランス老大家の本格登場
第9章 フーコー受容の倒錯と可能性
第10章 脱構築と中国―デリダ訪中のインパクト
第11章 「西馬」再来―ハーバーマスと中国思想界
第12章 自由と正義への熱い思考―ハイエク、バーリン、ロールズ
第13章 合わせ鏡としての現代日本思想―丸山眞男の受容
第14章 注目される自由主義への批判者―カール・シュミットとレオ・シュトラウス
エピローグ―統括と展望

图书封面

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