中世の文芸

出版时间:1997-12-10  出版社:講談社  作者:小西甚一  
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内容概要

幽玄 優艶 有心など 日本的美意識の多くは 変転常なき動乱の最中に和歌 能 笛 琴などの 道 に精進を重ねた中世人によって生み出された。風流の極致に我が身を解放することにより 幽玄の生のなかで永遠を求めんとした 道 の理念を説き 宗祇の連歌と世阿弥の能を楕円の両焦点とした中世文芸の深遠豊饒な世界を明確に論述する。全五巻の大著 日本文芸史 に先行して執筆された珠玉作。

书籍目录

まえがき 3
再刊にあたって 6
第一章 中世の曙光  13
一 中世的理念  13
二 中世への前段階  22
1 和歌の世界と雅  22
2 物語の世界と擬古典主義  25
3 散文の世界と俗  28
第二章 中世の形成 33
一 雅の世界  33
1 新古今的表現 33
2 多響的統一  49
3 連断的表現  70
二 擬古典主義の世界
1 和歌の道と家
2 和文作品の懐古性
三 俗の参加する世界  102
1歌謡における雅と俗  102
2 和漢融合文の展開  109
3 日常感覚への接近  140
第三章 中世の達成  162
一 雅の世界の深化  162
1連歌の展開  162
2能の展開  175
二 反表現の世界  181
1 京極風と禅林詩  181
2 破 から 妙 へ  189
三 俗の世界の近世化  196
1 道 と 理  196
2 語りと通俗性  204
3 俳 から 狂 へ
壮大な構想を支える確かな批評眼  向井敏 213
年表  221
索引  235

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