科学史の事件簿

出版时间：2000-7  出版社：朝日新聞社  作者：科学朝日 編  

内容概要

女性をめぐって気まずくなったり、賞を逃してすねてみたり…。「偉人」といわれる科学者たちも、けっこうやってくれるのである。海外を舞台にした事件の数々をおさめた、「スキャンダルの科学史」続編。再刊。

书籍目录

疑惑にかすんだクローンマウスの「父」－カール・イルメンゼー    溝口元 著 3－16
ノーベル賞受賞直後の亡命劇－エンリコ・フェルミ   常石敬一 著 17－28
ピルトダウン人事件の共犯者？－ピエール・テイヤール・ド・シャルダン   中村禎里 著 29－40
苦痛を愛した外科医－フランソワ・マジャンディ   渋谷章 著 41－52
師デーヴィとの愛憎－マイケル・ファラデー   川崎勝 著 53－64
幻に終わった放射線「Ｎ線」－ルネ＝プロスペル・ブロンロー   橋本毅彦 著 65－76
進化論のプリンスの「受難」－スティーヴン・ジェイ・グールド 下坂英 著 77－90
「原子論」の悲劇の闘士の死－ルートヴィヒ・ボルツマン 広政直彦 著 91－102
占星術撲滅宣言が招いた反発－バート・Ｊ・ボーク   中山茂 著 103－114
ノーベル委員会への公開質問状－ドミニク・ステーリン 溝口元 著 115－128
共産主義を信じた鬼才科学者－ジョン・デズモンド・バナール   中村禎里 著 129－140
科学者は国に養われるべきか－ジョセフ・ノーマン・ロキャー   高田紀代志 著 141－152
社会改革と精子銀行－ハーマン・ジョセフ・マラー 鬼頭秀一 著 153－164
フロイトとの決別と女性問題－カール・グスタフ・ユンク   渋谷章 著 165－176
悪夢の爆弾への貢献－アルバート・アインシュタイン   常石敬一 著 177－188
論争に秘められた屈折－ジョン・ティンダル   杉山滋郎 著 189－200
病院で手を洗う習慣をつくった男－イグナツ・フィリップ・ゼンメルヴァイス   井山弘幸 著 201－214
自然発生否定実験の政治性－ルイ・パスツール   横山輝雄 著 215－226
指紋による捜査と人間選別－フランシス・ゴールトン   渋谷章 著 227－238
ニュートンに消された男－ロバート・フック   中島秀人 著 239－250
天安門事件と国外脱出－  方励之 野本陽代 著 251－262
田園生活の憂鬱－チャールズ・ダーウィン   斎藤光 著 263－274
交流発電の父の没落－ニコラ・テスラ   永瀬唯 著 275－290
エイズウイルス発見論争「新疑惑」の顚末－ロバート・Ｃ・ギャロ 溝口元 著 291－304