橋川文三セレクション

出版时间:2011-12-16  出版社:岩波書店  作者:橋川 文三,中島 岳志 編  

内容概要

橋川文三(1922-83)は戦中派世代の論客として活躍するとともに,日本政治思想史の専門家として,正統派の学問では忌避されがちな人物やテーマに取り組んできた.今日,日本においてナショナリズムが亢進するなか,その独創的な研究はあらためて注目を集めている.橋川の代表的な論考が1冊で読める珠玉のアンソロジー.岩波現代文庫オリジナル版.

作者简介

橋川文三(はしかわ・ぶんそう)
1922年長崎県対馬に生まれ,広島で育った.1945年東京大学法学部政治学科卒.日本政治思想史.元明治大学教授.83年没.デビュー作『日本浪曼派批判序説』(1960)をはじめとするその著作の大半は「橋川文三著作集」(全10巻,筑摩書房,2000~2001)に収録されている.

书籍目录

第一章 歴史意識
歴史意識の問題
第二章 明治国家とナショナリズム
西郷隆盛の反動性と革命性
日本ナショナリズムの源流
明治のナショナリズムと文学
乃木伝説の思想
明治の終焉
第三章 超国家主義と全体主義
昭和超国家主義の諸相
昭和維新試論(抜粋)
象徴としての政治
昭和十年代の思想
第四章 保守主義
日本保守主義の体験と思想
保守主義と転向
第五章 三島由紀夫
美の論理と政治の論理
三島由紀夫伝
第六章 回想
太宰治の顔
竹内好と日本ロマン派のこと
竹内好さんの大きさ
竹内さんとスキーの話
吉本像断片
福田恆存の感傷
ロマン派へ接近の頃
私的回想断片
私記・荒川厳夫詩集『百舌』について
解説 橋川文三と内在的批評     中島岳志
橋川文三著作一覧

图书封面

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