出版时间:2009-9-18 出版社:岩波書店 作者:熊野 純彦
内容概要
『古寺巡礼』『風土』等,その流麗な文体により,かつて青年の熱狂をかきたてたことで知られる〈文人哲学者〉和辻哲郎.日清・日露戦争から二度の世界大戦を経て,戦後に及んだその生と思考の軌跡はいかなるものだったか.当時の思想状況をも参照しつつ,和辻の思考がこの国の哲学に遺した意味を,没後50年を前に問い直す.
作者简介
熊野純彦(くまの・すみひこ)1958年、神奈川県に生まれる。1986年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専攻、倫理学、哲学史。現在、東京大学教授。
著書―『レヴィナス入門』(ちくま新書)、『レヴィナス―移ろいゆくものへの視線』(岩波書店)、『ヘーゲル』(筑摩書房)、『カント』(NHK出版)、『差異と隔たり―他なるものへの倫理』(岩波書店)、『戦後思想の一断面』(ナカニシヤ出版)、『メルロ=ポンティ』(NHK出版)、『西洋哲学史 古代から中世へ』 『西洋哲学史 近代から現代へ』(岩波新書)ほか。
訳書―『全体性と無限』(レヴィナス、岩波文庫)、『共同存在の現象学』(レーヴィット、岩波文庫)
书籍目录
まえがき
序 章 絶 筆
第I章 ふたつの風景
第1節 故 郷
1 村落の追憶 2 父母の影響 3 家族論から
第2節 離 郷
1 亀裂の記憶 2 少年の日々 3 地縁共同体
第3節 帝 都
1 都市の生活 2 空間と交通 3 歌のわかれ
第II章 回帰する倫理
第1節 回 帰
1 夫婦と信頼 2 日本古代へ 3 原始仏教へ
第2節 渡 航
1 風土論から 2 カント解釈 3 日本語論へ
第3節 倫 理
1 マルクスへ 2 倫理の意味 3 関係と身体
第III章 時代のなかで
第1節 時 代
1 思考の文脈 2 時代の課題 3 経済的組織
第2節 国 家
1 日本の運命 2 国家と戦争 3 紀年と国境
第3節 戦 後
1 天皇の問題 2 文化と言語 3 晩年の和辻
終 章 文 人
参考文献/あとがき/年表/人名索引
图书封面
评论、评分、阅读与下载