出版时间:2006-5-19 出版社:岩波書店 作者:斎藤 貴男
内容概要
自民党の「新憲法草案」公表など,憲法改正の動きが活発化し,自衛隊の海外派兵をはじめ憲法をないがしろにする事態も目立っている.改憲を目指す動きの底流にあるのは何か.国家と国民の関係をどう変えようとしているのか.政治家,経済界,ジャーナリズムなど,幅広い丹念な取材によって,改憲問題の本質に迫る渾身のルポ.
作者简介
斎藤貴男(さいとう・たかお)
1958年 東京生まれ。早稲田大学商学部卒業。英国バーミンガム大学大学院修了(国際学MA)。日本工業新聞記者、週刊文春記者、プレジデント編集部などを経て、フリージャーナリスト。
著書―『安心のファシズム』(岩波新書)、『空疎な小皇帝―「石原慎太郎」という問題』(岩波書店)、『カルト資本主義』『機会不平等』『梶原一騎伝』(以上、文春文庫)、『プライバシー・クライシス』(文春新書)、『ニッポン不公正社会』(共著)『希望の仕事論』(以上、平凡社新書)、『「非国民」のすすめ』(筑摩書房)、『国家に隷従せず』『不屈のために』『大増税のカラクリ』(ちくま文庫)、『バブルの復讐―精神の瓦礫』(講談社文庫)ほか。
书籍目录
はじめに
第1章 超監視社会は誰のため
NPO法人「栃木自警」/官民一体の治安強化/プロのみのなせる業/アメリカとスイスの「自警団」/関東大震災と朝鮮人大虐殺/整備される戦時体制/思想統制としての監視社会/密告社会がやってくる/生き方への介入と改憲潮流
第2章 立憲主義が危ない
弁護士たちの危機感覚/「国家がしてはならぬこと、国家がなすべきこと」/重大な歴史の曲がり角/「新しいタイプの憲法」とは/国家と憲法/自由からの逃走?/民間憲法臨調の「国民論」/小林節が“変節”した最大の理由
第3章 財界の意志と加害の記憶――衛星プチ帝国への道〈前編〉
首相の靖国参拝は「心の問題」か/遊就館のゼロ戦/靖国の“正義”/財界の意志/湾岸戦争の“屈辱”/市場経済と改憲/アメリカと同じ価値観を共有する国
第4章 新自由主義と靖国の接点――衛星プチ帝国への道〈後編〉
経済同友会憲法調査会委員長へのインタビュー/軍事力による解決/「資本主義のためのゆすり屋、やくざ」/知性派財界人の懸念/グローバル時代の戦争/靖国8月15日の風景/ふたつの違憲判決/ある原告の戦後/血の叫びと、日本の大衆の受け止め方/グローバリゼーションと2003年の忠魂碑
第5章 国民投票法案にみる権力の本能
改憲手続きへの着手/マスコミと自民党の勉強会/改憲手続きを制定することの意味/報道の自由を明記しない理由
第6章 新憲法への奔流とジャーナリズム
朝日・読売の「共闘宣言」?/「NHK番組改変事件」報道事件/強まる朝日への風当たり/21世紀の「白虹事件」ではないのか/読売新聞論説委員長の話/朝日新聞論説主幹の話/揺れる朝日新聞/政治家は本気なのか
第7章 アメリカ世界戦略の一部としての日本「自衛軍」
普天間基地移設をめぐる攻防/アメリカ世界戦争の中枢としての首都圏/下地島空港軍事化計画/下地幹郎氏へのインタビュー/米軍再編から自衛隊再編へ/秘密文書で明らかになった憲法違反の軍事訓練/改憲の先は
おわりに
自民党新憲法草案と日本国憲法
图书封面
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