ドゥルーズの哲学原理

出版时间:2013-6-18  出版社:岩波書店  作者:國分 功一郎  

内容概要

今日なお影響を与え続けるジル・ドゥルーズ(1925─95年)は,哲学史研究から出発し,独自の哲学を打ち立てたあと,精神科医フェリックス・ガタリと共著を生み出し,晩年には芸術論に取り組んだ.この稀有な哲学を貫くものは何か──多様な顔をもつ哲学者の方法と対象を精緻に分析し,その思想の核心と実践的意義を探る.

书籍目录

凡例
はじめに
第Ⅰ章 自由間接話法的ヴィジョン――方法
1 自由間接話法
2 哲学研究の課題
3 哲学の課題
第Ⅱ章 超越論的経験論――原理
1 超越論哲学と経験論哲学
2 無人島
3 出来事
4 超越論的な原理
5 超越論的な原理の発生
第Ⅲ章 思考と主体性――実践
1 思考の強制
2 思考の習得と方法
3 物質に付け加わる主体性
第Ⅳ章 構造から機械へ――転回
1 ガタリとの出会い
2 構造と機械
3 構造と構造主義
4 セリー、ファルス、原抑圧
5 『アンチ・オイディプス』と分裂分析
第Ⅴ章 欲望と権力――政治
1 ミシェル・フーコーの歴史研究
2 『監獄の誕生』における二つの編成
3 権力と二つの編成
4 一元論と二元論
5 欲望と権力
6 欲望のアレンジメントと権力装置──『千のプラトー』の理論的位置

あとがき
文献一覧
研究ノート
Ⅰ 自然主義について
Ⅱ 総合的方法
Ⅲ 法/制度/契約
Ⅳ 個の心と衆の心
Ⅴ 国家と考古学

图书封面

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