「新しい野の学問」の時代へ―知識生産と社会実践をつなぐために

出版时间:2013-5-28  出版社:岩波書店  作者:菅 豊  

内容概要

いま、アカデミズムの狭いディシプリンに閉じ籠もることなく、多様な叡智と技能、経験を使う新しい学知が生まれつつある。それは研究者や専門家のみならず、公共部門や市民、NPOなどが協働し知識生産と社会実践をむすぶ「新しい野の学問」である。フィールドワーカーとして現実と向き合いながら、学知のあり方を問い直す。

作者简介

菅豊
1963年,長崎県生まれ。東京大学東洋文化研究所教授。専攻は民俗学。

书籍目录

はじめに-「俺たちは、学者のモルモットじゃない」
第1部:実践としての学問の試み-私が闘牛を始めた理由
1. フィールドに「入る」
2. 地震に襲われたフィールド
3. 転回する研究者のポジショナリティ
4. 実践におけるポリティクス-震災後の「大文字の学知」
5. 寄り添う「学知」-生活者のなかへ
第2部:学問のあり方を問い直す
1. 「野の学問」の誕生とその衰退
2. 分断された知識生産の担い手たち
3. 「公共」に開かれていく学問
4. アカデミズムと社会実践の闘争史-アメリカにおける公共民俗学
5. 知の囲い込みからの脱却-モード2の知識生産の様式
第3部:「新しい野の学問」の可能性と課題
1. 「新しい野の学問」時代の到来
2. 「新しい野の学問」に対応する研究者
3. これからの学問の挑戦-「新しい野の学問」との交わり方
おわりに-共感し感応する研究者像

图书封面

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