探偵小説の社会学

出版时间：2001.01  出版社：岩波書店  作者：内田隆三  
Tag标签：无  

内容概要

探偵小説というジャンルは近代になって始めて誕生した．言説としての探偵小説は，近代社会の成り立ちと深い関係を持っている．近代とは何か，それはいまどのように変質しつつあるのか．探偵小説ほど雄弁に語るものはない．気鋭の社会学者が，19世紀から今日までの探偵小説史を素材に，モダンとポストモダンの布置を解析する。
探偵小説の誕生は、近代社会の成り立ちと深く関係している。都市の群集と遊歩者から浮かび上がってきた探偵という新しい「主体」は、近代について、そしてその解体についてなにを語るだろうか。近代のまなざしと知覚と知の様式に働く力を「探偵小説」を素材に描き出す。

作者简介

〈内田隆三〉１９４９年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。社会理論、現代社会論専攻。著書に「消費社会と権力」「さまざまな貧と富」などがある。